(1) 各セル (レイヤー)の距離を設定する。


(2a) ピントを好きなところに設定すると自動的に被写界深度が再現される。


(2b) 別のセルにピントを送ることも出来る。各セルごとにピンボケの量を独立して調節することも可能。
合成した映像に、自然に撮影された奥行き感を与える
映画、CM、アニメーション、ゲーム・・・作り込めば作り込むほど現実感を失う、そんな経験があると思います。レイヤーで合成したイメージはどうしても平板になりがちです。ごちゃごちゃとしてしまい、現実味を失っていきます。

IrisFilterは3Dの距離マップに対応して被写界深度を再現するために作られましたが、全て3Dでの映像制作以外では距離マップを作るのは現実的ではありません。
また、距離マップ方式では、手前の物体をピンボケさせたときに、後ろに隠れている物体の情報がないためにきれいな結果が得られないことがありました。

それらを解決して自然な被写界深度を得るためにFinalFocusは生まれました。
マルチプレーン・カメラ (Multiplane Camera)で撮影するように、簡単にレイヤーごとの距離を調節して、好きな場所にピントを合わせ、好きな量の被写界深度を得られます。

もちろんピンボケの品質は世界最高品質。IrisFilterエンジンを引き継いでいます。TinderBoxやImageLounge、Lenscareなどの擬似的なものとは全く別物です。FinalFocusでは、半透明のアルファチャンネルにまで対応します。水しぶきや半透明のガラスなどのピンボケまでも再現します。
連続して距離が変化する物体はIrisFilter4で処理して、FinalFocusと併用することも出来ます。


FinalFocusは、本物のカメラの自然な被写界深度を知る、最高のクオリティを求めるコンポジットユーザーの為の最終兵器です。
距離ごとにコンポにまとめておいて、それぞれのコンポの距離を設定するだけ。距離はもちろんキーフレームONで時間によって変化できます。あとはピントの距離をすればその距離にピントが合います。ピントを送る設定をすれば自動的に計算されます。
細いフェンスが主体の手前にあったり、水しぶきや炎、グラスなど半透明の物が前ボケしてもOK。きれいに光が回り込みます。

HDカメラでピントが全体に合いすぎて困る、合成前提でパンフォーカスで素材を撮りたい、映画で自然な合成をしたい・・・そんな希望を叶えます。

Final Focusの主な機能

セルの距離設定
各セルごとに距離を設定できます (0〜255)。セルの数は標準で10枚。21枚まで設定可能。

ピント合わせ
好きな距離にピントを合わせられます。それに応じて自動的に各セルの被写界深度が再現されます。

ピンボケの量
基本的にはピント合わせによって自動的にピンボケの量が自動的に割り出されますが、強調したい場合や減らしたい場合は、セルごとに独立して0〜200%に設定できます。

絞りの形
三角形〜8角形・円形絞りの形を選択。自分でも作ることが出来ます。レンズの味をも再現可能。

露光量
フィルムへの露光時間を設定できます。単なるソフト的な明るさ調整とは全く違います。
フィルム硬度 フィルムの硬さを設定します。ピンボケの柔らかさに影響します。

Sakurai Optical Lab.